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肥満や痩せは身長に影響する?


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ぽっちゃりしたたくましい子供は身長が大きくなる確率が高いと思われます。

しかし、それは太っているから背が高くなるのではなく、元気に身体を動かし、たくさん栄養を補給し、ぐっすり質のよい睡眠をとるといったバランスのとれた生活をしているからなのです。

バランスのよい生活をおくらなければ、身長が低くてぽっちゃりした体型に成長する危険性があります。身長を大きくしたいのであれば、とにかくバランスの取れた生活が何よりも重要となるのです。

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大きければいいのか

「大きいことはいいことだ」という言葉がもてはやされた時代は過去となり、今では逆に大きなことが問題となっています。

ここ数十年、子どもの肥満が増えています。肥満は大人だけでなく、子どもにとっても深刻な問題となります。

脂肪が増えることで糖尿病や高血圧、脂質異常症などといった様々な病気の合併症を招く危険があるからです。

子どもの場合、肥満を放置したまま思春期に入ると、その後、肥満が改善されたとしても予後が悪く、生活習慣病なども引き起こしやすいといわれています。

メタボリックシンドロームは大人だけでなく、最近では肥満をかかえる小学生のなかにも見られます。

子どもの肥満はかなりの確率で思春期肥満になるため、小さな子どものうち(できれば幼児期)から肥満対策に取り組み、予後の悪い思春期肥満を未然に防がなければなりません。

「単純性肥満(原発性肥満)」と「症候性肥満(二次肥満)」

肥満には「単純性肥満(原発性肥満)」と「症候性肥満(二次肥満)」の二つがあります。

「症候性肥満(二次肥満)」は、甲状腺機能の低下や薬の副作用、遺伝、何らかの疾患が原因となって起きます。生活習慣の改善だけでは治りにくく、症候性肥満になると、身長の伸びが滞ることもあるため、医師の治療が必要になります。

一方、子どもの肥満の多く(約95%)は「単純性肥満(原発性肥満)」です。

単純性肥満(原発性肥満)は、運動不足やおやつやジュースの取りすぎといった、消費カロリーに対する摂取カロリーの過多が原因となっています。生活習慣に起因したものであるため、食生活を改めたり、運動を取り入れることで改善をはかることが可能です。

肥満が、単純性肥満なのか症候性肥満なのかによって、治療や対策の方法も変わるため、肥満の疑いがある場合は医師の正確な判断を仰ぎましょう。

肥満かどうかの診断には、体重と身長のバランスを見たり、成長曲線を用いて標準体重を超えているかどうかで確かめたり、腹部CT測定による体内脂肪を測定する方法や、カウプ指数という数値を用いて肥満かどうかを確認します。

カウプ指数は次のような式によってあらわされます。

カウプ指数=(体重÷身長cmの2乗)×10

カウプ指数は、主に乳幼児の肥満状態を調べるのに使われ、成人の肥満度をはかる「BIM」と同じ計算方法ですが、「肥満・標準・痩せ」の基準値が違います。

一方、小学生以上になると、カウプ指数ではなくて、「ローレル指数」を用いて肥満度を確認します。

子どもの肥満も、大人同様、糖尿病や高血圧、脂質異常症になる可能性を十分もっています。脂質異常症は動脈硬化になる危険が高く、動脈硬化は心筋梗塞や狭心症、脳卒中を引き起こす恐れがあります。

非常にリスクの高い肥満ですが、単純性肥満の場合、多くは生活習慣に起因しているため、深刻な状態まで肥満が進んでしまった場合をのぞき、中心となる対策は、毎日の生活改善といったことがメインとなります。

生活の中でできる肥満対策

生活の中で気をつけるべきことや改善できるどんなものがあるのか、以下のような問いをして自身の生活習慣を省みるのもよいでしょう。

  • 塾や習い事の帰りに、近所のコンビニ店やファストフード店でおやつやジュースの買い食いをしていませんか?
  • 食事は一日三食しっかり食べてますか? では、その食事の内容は何でしたか? バランスはとれたものだったのでしょうか?
  • 食事をとるのが夜、遅すぎるということはないですか?
  • 夜遅くまでテレビやスマホに夢中になって、睡眠不足になっていませんか?
  • 適度に身体を動かす運動をしていますか?
  • 部屋でゲームに興じて外に出なくなっていませんか? 家でお手伝いできることをしてみませんか?

生活の改善は子供一人で行えるものではなく、家族の理解と協力も必要です。

親が食事を作るのを面倒くさがって、お金だけ渡してどこかで食べてくるように勧めたり、子どもの好みを尊重するあまり、野菜はほとんど食卓に出さないで、から揚げやレトルト食品など、子どもが喜ぶものばかり出していては肥満はいつまでたっても改善されません。

親が自分の食べたいものばかり作るのももちろん問題です。

また、子どもが睡眠不足にならないよう親は十分注意する必要があります。

睡眠がたりないと、子どもの身長の伸びにも影響が出ます。徹夜や夜更かしが日常的になり、朝起きるのが遅いと、体内時計も乱れ、様々な疾患を引き起こす原因になります。

痩せすぎ

肥満が増えている一方で、痩せすぎの子どもたちも増えています。

痩せていること自体は病気ではありませんが、痩せるという漢字の部首が「やまいだれ」になっているのをみてもわかるように、痩せすぎは体に十分な栄養が行き渡っていないことをあらわしており、何らかの病気がひそんでいることもあるので注意が必要です。

また、痩せすぎは栄養が不足しているうえに、脂肪や筋肉量も少ないため、血流が悪く、疲れやすく、冷え性になったり、免疫機能の低下等で様々な疾患の原因にもなります。さらに、子どもの成長を不十分なものにし、低身長の原因にもなります。

そこで、痩せすぎがどうして起きるのか、その原因についてみてみましょう。

痩せすぎの原因として考えられるもの

痩せすぎかどうかを確かめるには、成人の肥満度をみるときに使われる「BMI」という数値を参考にします。

BMIは以下のような式になります。

BMI=体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))

BMI=標準体重を「22」とし、「25」以上を肥満、「18.5」未満をやせすぎとします。

子どもの痩せすぎの原因として最も多いのは、消費カロリーが摂取カロリーを上回っているというものです(食事の量が足りていないということです)。

これは、消費カロリーに対する摂取カロリーの過多が肥満の原因になるのとは逆の現象です。

子どもが少食だったり、朝食を抜く習慣があると、日中消費するカロリーに対して必要なカロリーが得られず痩せますが、普通に食べていたとしても、子どもの活動量が部活や運動等で多い場合は、消費カロリーが摂取カロリーを上回る可能性があります。

またしっかり食べているのに痩せる場合、よく噛んで食べていないため、消化不良になっている場合もあります。

歯の生えそろった大人と違い、子どもは歯の生えかわりもあるため、かみ合わせに問題がないか、また、永久歯は生えたばかりのときは虫歯になりやすいため、歯科医師のチェックを受けてみるのもいいかもしれません。

これまでにあげたこと以外にも、たとえば内臓の具合が悪いことでも痩せている場合があるため、あまりにも子どもが痩せている場合は医師にみせることも必要です。

また子どもの痩せすぎには、自分を太っていると思い込む、精神的な要因によるものもあり、思春期の女子に多くみられます。

女子の場合、痩せすぎる(BMIが17より低くなる)と女性ホルモンの分泌が減り、重い生理痛や無月経、生理不順といった問題も起こります。妊娠や出産を将来控えている大切な体だということを考えると、それが十分に果たせるよう、体を整えておく必要があります。

痩せすぎの問題は、肥満問題に比べて軽くみられがちですが、体がつくられる時期に十分な発達ができていないと、後々、様々な問題を引き起こす原因にもなります。

肥満の問題同様、痩せすぎの問題改善も、子供一人で行えるものではなく、家族の理解と協力が必要です。そのため、もしも女の子の痩せすぎが、「やせている=美しい」からきているなら、健康的な美しさとは何か、女の子にとって妊娠や出産とは何かについて、親子で話し合う機会をもつことは大事です。

ポイント

「中庸」という言葉があります。

かつてはガンなどの悪性腫瘍や心筋梗塞などの心疾患、脳卒中などの脳血管疾患のことを成人病と呼んでいました。
それは、これらの疾患が加齢によって発病・進行すると考えられていたためです。
ところが、食事や運動、休養などといった生活習慣が深くかかわっていることがわかり、生活習慣病と呼ばれるようになりました。

生活習慣病のなかには、成人病の中に含まれていたガンや心筋梗塞、脳卒中のほかに、
糖尿病や高血圧症、脂質異常症、動脈硬化症などもふくまれています。

生活習慣の変化によって、昔は大人の病気だ言われていたものが子どものなかにもみられるようになっています。

肥満が増えているの一方で、子どもの痩せすぎも問題になっています。

問題の多くは、おやつやジュースの取りすぎ(食べすぎ)、栄養の不足、運動の不足、寝不足といった中庸を欠いた生活が原因となっています。

バランスのとれた食事をとり(食事の中庸)、適度な運動(運動の中庸)、夜更かしや徹夜をやめて早寝早起き(睡眠の中庸)が肝心です。

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