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成長曲線のグラフの書き方と計算方法


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子供の身長の伸びを確認する方法

子供の身長の伸びを確認する方法としては、以下の3つの方法があります。

①標準成長曲線に記入して確認していく方法

 

②身長のSDスコアを計算して確認する方法

 

③成長率と成長率のSDスコアを計算して確認する方法

子供の成長を正確に確認していくためには③の成長率と成長率のSDスコアを計算して確認する方法が正しいとされているようですが、色々と計算が必要になってくるので家庭でお手軽にというわけにはいきません。

家庭でも簡単に子供の身長の伸びを確認するには①の標準成長曲線に記入して確認する方法で十分だと思います。

「でも、それだけじゃなくて、もっと正確なことが知りたい!」という人は②の身長SDスコアを計算しての確認もオススメします。

そこで、ここでは①と②の方法使って子供の成長の度合いを確認する方法をご紹介したいと思います。

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成長曲線に記入しながら子供の成長を確認する

子供の身長の伸びを確認するための標準成長曲線グラフは厚生労働省が発表している0歳~6歳までの乳幼児身体発育調査報告書と、文部科学省が発表している6歳~17歳までの学校保健統計調査報告書のデータを基準に作られています。

このグラフに子供の現在の身長を体重を記入することで、子供の身長の伸びや体重の伸びが平均と比べてどうなのかを簡単に確認することができます。

成長曲線のグラフは男女で違っていて、上のグラフのように青が男子、赤が女子になっています。

グラフの横軸はその時点でのこどもの年齢、縦軸には身長と体重が書いてあります。

標準成長曲線のグラフの線の先には、身長と体重の両方で、「+2SD」「+1SD」「平均」「マイナス1SD」「マイナス2SD」(グラフによりますがマイナス2.5SD、マイナス3SDまであるものもあります)の文字が書かれています。

SD(標準偏差)については成長曲線の説明の後で説明しますが、簡単にいうと「平均」が最も平均的な身長や体重で、そこから上に行けば身長が高い(体重が重い)、下に行けば身長が低い(体重が軽い)ということになります。

このグラフどこかで見たことがある人がほとんどだと思います。そうです、母子帳にも書かれていますよね。

赤ちゃんが生まれると熱心に記入するお母さんが多いのですが、子供が大きくなるにつれて記入しなくなっていくあれです。

母子手帳の成長曲線には6歳までしか書かれていませんが、子供の成長を正確に把握するには身長の伸びがほとんど止まるといわれている17歳まで記入できるグラフを使うのが普通です。

このグラフは、成長科学協会(03-5805-5370)で手に入れることができますが、次にあげるサイトからダウンロードして記入したり、パソコンでデータを打ら込んだりすると誰でも簡単に子供の成長曲線グラフを作ることができます。

https://www.growthhormone.co.jp/growingclub/download.aspx

標準成長曲線のグラフの横軸は、3ヵ月が1メモリ、縦軸は1cm単位のメモリになっています。子供の成長が気になる場合は3ヵ月ごとに忘れずに点を書むようにしましょう。

グラフを作ることで、子供の成長の度合いが簡単に把握できるようになり、今後の対策を考えることができるようになります。

子供の成長曲線を書いてみよう

成長曲線のグラフを手に入れたら実際に子供の成長曲線を書いていきましょう。

下に示したグラフは、ある男の子の成長曲線です。これを手本にして成長曲線の書き方をが紹介していきたいと思います。

赤線が男の子の6歳までの身長の推移をグラフ化したものです。生まれたときはほぼ平均の値だったのですが、成長するに従い男の子の成長曲線は平均の曲線から徐々に離れていっています。1歳になるとマイナス1SDの曲線よりも下になり、3歳になるとマイナス2SD付近まで伸びがなくなっていることが確認できます。

3歳から6歳まではマイナス2SDの曲線通りに伸びているのが確認できますが、それでもほんの少しですが身長はマイナス2SDよりも下に位置していることがわかります。

「低身長」といわれる子供は「平均身長マイナス2SD」以下に位置している子供と定義されています。5歳の男の子の場合では、平均身長は106.7cmで、1SDの差は4.3cmとなっているので、マイナス2SDである98.1cm以下になると低身長と診断されることになります。

この男の子の場合は、5歳の時点で96.6cmだったので、「低身長」と診断されることになります。

このように子供の成長曲線を記入していって、グラフ化していくことによって「うちの子の身長低いんじゃない?」と悩むだけではなく、病気の可能性を疑うことができたり、その他にもいろんな情報を客観的に掴むことができるようになります。

 子供の身長のSDスコアを計算してみよう

身長SDスコアとは、「身長の程度(相対的高さ)」を見るためのものになります。

先に紹介した成長曲線のグラフを使わずに現在の子供の身長がどの程度なのかを知ることができます。

同じ性別、同じ年齢の子供の中で身長の平均値の子供の数が一番多く、逆に平均よりも高い子供や低い子供の数は少なくなっていきます。

それをグラフに表すと、下のような曲線で表すことができます。これは正規分布曲線と呼ぼれています。

「標準偏差(SD)?正規分布?」聞きなれない言葉ですよね。

「何それ?難しいんじゃないの?無理、わかんない!」と始める前から単語を聞いただけで諦めてしまう人もいるのですが、内容はそんなに難しくないのでご安心を。

正規分布というのは、釣り鐘形グラフになっていて、頂点がある真ん中が全体の平均値となっていて、標準偏差というは、その性質を分ける幅のことをいいます。

平均値(真ん中)を中心に左右にSD(標準偏差)が一定の間隔で区切られていきます。このグラフでいうと-2、-1、0、+1、+2といった間隔のことです。

上の図で見てみると-1から+1までの間には全体の約68.3%が存在しているのがわかるとおもいます。さらにその幅を-2から+2まで広げて見てみると全体の95.4%もいることがわかります。

このSDスコアの求め方は平均と標準偏差の値(平均身長と標準偏差とマイナス2SDスコアの目安はこちら)を参照しながら計算することになります(計算方法は後ほどご紹介します)。

身長SDスコアは、成長曲線とも共通する部分がありますが、今現在の子供の身長からSDスコアを計算して、現在の身長の程度を把握する方法です。

ここで、成長曲線も利用して子供の身長の程度を知る方法をご紹介します。

下のグラフは女の子の標準成長曲線のグラフです(何も書き込んでいないまっさらな状態です)。このグラフの赤い線(マイナス2SD)より下の部分が「低身長」の子供ということになります。

先に紹介した男の子は、わずかですが-2SDよりも下に位置していたので低身長ということになりますね。

この項目の始めでご紹介した鐘形の正規分布曲線のグラフでは「低身長」に分類される子供ははピンク色ので色分けしているところに位置しています。

このピンク色の部分の割合は全体の2.3%です。例えば、100人の同じ年の男の子が集まったとして、その中で背が一番低い子供と2番目に低い子供が低身長ということになります。

背が一番高い子供と2番目に高い子供は高身長となります。

残りの96人は正常な身長という風に分類されるのです。

これらのことから、「低身長」というのは、「うちの子何だか他のこと比べて身長が低くない?」というレベルではなく、平均よりもはるかに低い身長のことを示していることがわかると思います。

ここで身長SDスコア値の計算方法をご紹介します。身長SDスコア値は、下の式に当てはめて計算していきます。

身長SDスコア=(実測身長-その年齢の平均値)÷標準偏差の値

はじめに紹介した男の子を例にして計算してみましょう。男の子は、4歳0カ月で身長が91.8cmでした。4歳0力月男子の平均身長と標準偏差を確認すると(各値はこちらの表で確認できます)は、平均身長100.2cm、標準偏差3.9cmなので、計算式にそれらの数値を当てはめて計算してみると、

(91.8 – 100.2) ÷ 3.9 = -2.15

となります。つまり、この男の子の身長SDスコアは、マイナス2.15SDということになります。

この値からこの男の子は低身長の基準となっているマイナス2SDを下回っていることが確認できるので、「低身長」であるということがわかります。

身長のSDスコアでわかることって何?

子供の身長の程度を簡単に掴むことができる

身長SDスコアを把握することによって「子供の身長の程度」を掴むことができます。

子供の身長SDスコアがプラス側に位置しているとすれば、子供の身長は平均身長より高いことがわかります。逆に身長SDスコアがマイナス側に位置しているならば、子供の身長は平均身長より低いことがわかります。

身長SDスコアがマイナス2SD以下の場合は「低身長」であることがわかります。それとは反対に+2SD以上に位置している場合は、「高身長」であることがわかります。

全ての成長曲線のグラフにはマイナス2SDまでの曲線が書いてあるので、もしも子供の身長曲線がこの-2SD曲線よりも下にくるような場合は、「低身長」ということになるので場合によよっては受診も考えることになるかもしれません。

身長というと、どうしても他の子供と比べてしまったり、今現在の身長の数値のみに目が行きがちになります。そんなときSDスコアを計算してみて子供の身長が平均グループに位置しているのがわかればそれほど心配する必要はなくなります。

低身長の原因を掴むきっかけになる

身長の数値がわかっていると、スグに身長SDスコアを計算することができるので、子供がどこの身長グループにいるのかを把握できるのですが、身長が伸びなくて悩んでいるような場合、それだけでは子供の身長が伸びない原因を特定することができません。

とくに-2SD以下に位置している子供の親後さんは心配になりますよね。

低身長となる原因は3つあります。

①遺伝的要因(生まれつきつきの要素)

 

②体質的要因(乳幼児期に体質的に身長が低くなった場合)

 

③病気

①と②は、両方とも病気ではありません。したがって、身長を伸ばすための治療を受ける必要はありません。

しかし、③は成長ホルモンの分泌が少なかったり、脳腫瘍のように命にかかわる重大な病気が原因の可能性もあるので、身長を伸ばす治療を受ける前に病気かどうかの診断と治療が必要になります。病気が原因で身長が伸びていないことがわかれば、その病気を治すことによって、身長の伸びを取り戻せるかもしれないからです。

例えば、病気によって成長ホルモンの分泌量が足りていなかった場合などは、ホルモンを補充することによって、成長率を改善することも可能になってきます。

まずは成長曲線を書いてみましょう

成長曲線を記録することを習慣にしていくことをオススメします。

一年に一回の定期身長測定よりもずっと子供の身長の推移が把握することができます。

身長の推移を把握していれば、病気が原因の低身長の早期発見にもつながります。例えば生まれたときからずっと低身長で推移しているのであれば子宮内発育不全の可能性があります。

また、成長の途中で伸びるペースが落ちたような場合は、何らかの病気が原因になっていることが疑われます。

このように、成長曲線を書くことを習慣化することによって、身長の推移だけではないいろいろな情報をつかむことができるようになります。

成長曲線や身長SDスコアを書いたり計算することはとても簡単な作業です。

とにかく、深く考えたり悩んだりせずに、成長曲線を記入したり身長SDスコアを計算してみみましょう。もしわからなくても、後日もう一度ここを読み直してみると成長曲線の意味を完璧に理解できるでしょう。

まず成長曲線を記入することが大事です。成長曲線を見ることで子供の成長を客観的に掴むことができるようになります。

平均の範囲にいれば安心できますし、万が一の病気の早期発見や治療にも役立ちます。

 

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