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小学生が自然に勉強する習慣をつけるためのポイントと注意点


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小学生をお持ちの保護者の方のほとんどが、「勉強しろと口うるさく言いたくない」と思っていらっしゃることと思います。

ところが実際は「うちの子ときたら、口うるさく言わないと机に向かおうともしない」「この前のテストが悪かったのに、今日もまたダラダラとゲームを続けている」…。

こんなお子さんの姿を前にして、つい、ガミガミと叱ってしまって苦い思いをする、というのが、正直なところなのではないでしょうか。

「小学生のころから何時間も勉強させたいわけではないけれど、1日に1時間か2時間くらいは、宿題や授業の予習・復習をしてほしい。それも親が口うるさく言って、無理やり机に向かわせるのではなく、自分から進んで勉強してくれないものかしら…。」

そのためには、勉強する習慣を身につけることが何より大切です。

勉強が特別なことではなく、学校から帰ってきて、手を洗って、おやつを食べて、ゲームをして…というルーチンの中に、「勉強する」という習慣を組み込んであげればいいのです。

そのためのヒントを、ここではご紹介します。

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ポイント①まずは勉強する習慣を

リビングで勉強させる

「せっかく子供部屋を作ってあげたのに…」とお思いかもしれません。

確かに自我が育ちつつある子供にとって、1人になれる空間は大切なもの。

ただ、それはリラックスしたり、考え事をしたりするための場であって、勉強をするのにあまりふさわしい場とは言えません。

塾でも「自習室」はかならずあります。

テスト期間になると、図書館はどこも満員。つまり勉強するには、ある程度は人がいて、監視されない程度に人目がある環境が最適だということなのです。

まずはリビングのダイニングテーブルに向かわせてみてください。

向かいに座って監視するのではなく、お母さんやお父さんはそれぞれの用事をしながら、口は出さないで、そっと見守ります。

毎日空き時間に勉強させる

子供の集中力は20-30分が限度です。

それを超えると集中力はガクンと下がり、散漫になった状態での勉強は、ほとんど意味がありません。

だからこそ、隙間時間を有効活用する必要があるのです。

朝、いつもより10分早起きして、百マス計算を1枚やってみたり、漢字の書き取りをしたり、本を音読したり。

簡単で、パッと手を付けられることを、お子さんと一緒に考えてみてください。

学校から帰ったら、友だちと遊ぶ前に、20分だけ、今日授業でやったことの復習をする。

夕食前は、宿題を中心に30分。

これで毎日1時間の勉強時間は確保できます。

「これだけやったら遊べる」という目標ができることで、集中力も高まります。

ポイント② 達成感を持つことでモチベーションアップ

達成できる範囲の目標を毎日決める

「馬を水辺に連れていくことはできても、水を飲ませることはできない」ということわざがありますが、子供の勉強も、まったくそれと同じです。

ところが、学校では毎日「飲め、飲め」と言われている。

自分自身も「飲まなければいけない」ことはよくわかっている。

でも、そんな状態で「飲みたい!」という気持ちが生まれるでしょうか?

そのためには「この水はおいしいよ」「飲むとこんなにいい気持ちになれるよ」ということを、体感させてやらなくてはいけません。

毎日少しずつ、「やって楽しい」「やっていい気持ちになった」と体感できるような工夫が必要なんです。

その点、ゲームはとてもよくできています。

1ステージ、2ステージ、とか、イベントの区切りとか、短いインターバルで「小さな達成」を重ねていって、中ボスという「中くらいの達成」をさらに重ね、ラスボスという「最終的な目標」をクリアします。

それと同様、毎日毎日を「小さなイベント」にして、日々「ステージクリア」を実感させてあげるのです。

「今日は掛け算九九の四の段を完クリしよう」

「今日は言べんの漢字を4つ覚えよう」

「教科書の2ページを頭に入れよう」

ぜひお子さんと話し合いながら「小さなイベント」を設定してください。

それが決まったら、紙に書いて貼っておきます。

次の日はその上に1枚、翌日はさらにもう1枚。そうやって重なる紙を見て、また達成感を味わえます。

まずは簡単な問題から始める

勉強に対して苦手意識を持っているお子さんは、思い切って、とびきり簡単なところまで戻る必要があります。

どこで積み残しているかわからないときは、1年生の教科書に戻ってもいいんです。

やすやすとできることをやってみて、「自分にもできる」という実感を味わうことが大切です。

できる、という気持ちこそが、勉強を続ける上での原動力であることを、理解してあげてください。

ポイント③ まずは鉛筆を動かそう

とりあえずはじめさせる

人間の脳は「出力依存型」。

体が動くことによって、脳もそれについていくのです。

そこを押せばやる気が出てくるスイッチなんてものはありません。やっているから、やる気もわいてきます。

ゲームでこのステージをクリアしたら勉強する…このマンガ、読み終わったら勉強する…そんなことを言っていたら、勉強する日は絶対に訪れません。

遊ぶ前に、まずここまでやる。

このページが終わったら、マンガ読んでよし!

そう約束しながら、まず鉛筆を動かさせるように仕向けていきましょう。

兄弟、姉妹や親も一緒に勉強する

どうして図書館や自習室で勉強するとはかどるかというと、それは周囲がみんな勉強しているからですよね。

自宅でもそれは一緒です。兄弟、姉妹がいれば、並んで勉強する。

親もその間、本を読んだり、視覚の勉強をしたり。そうして「自分だけがいやなことをしている」という思いを抱かせないようにしてやります。

今、ここでは勉強するのが特別なことではない、当たり前のことなんだ、そういう雰囲気を作り出せればしめたもの。

特別な努力をしなくても、自然にやる気も生まれてきます。

ポイント④ 「すごい!」は魔法の言葉

問題を解くことができたら一緒になって喜んで大げさに褒める

お子さんの教科書を見たことがありますか?

見てみると、意外におもしろいものです。

昔ながらのこともあれば、自分たちの頃とはまったく違っている科目もあります。

まずは興味を持ってあげてください。知らないことがあれば、教えてもらいましょう。

「こんなにむずかしいことができるんだね、すごいねー」

それだけで、子供のやる気は増幅されます。

子供が何より好きなのは、自分が親を喜ばせることなのです。

自分ができたら、こんなに喜んでくれた。自分のことをすごいと思ってくれた。

こうした気持ちは、子供の自信につながっていきます。

答えが間違っていても頑張ったことを認めて褒める

もちろん勉強を始めても、急にテストの点数が上がるわけではありません。うまくいかないこともあります。でも、そんな時こそ、親の出番。

点数を見て、判断するのではなく、どこで間違えたか、どこまでできているかを一緒に見直してあげましょう。

子供の多くは悪い点数のテストなど、見たくもないもの。

でも、間違った答案こそが、自分にとってのもうひとつの教科書なんだ、自分がどこができなかったかを全部教えてくれるから、ということを教えてあげます。

この姿勢を小学生時代にしっかり身に付けていた子供は、大人になって、仕事でうまくいかなかったときも、周囲や相手のせいにせず、自分の誤りを認め、分析できる人間になっていきます。

親が気を付けるべきポイント

やたらに手出し・口出ししないこと

お子さんが小さかった時のことを思い出してください。

靴をはくだけでも、どれだけ時間がかかったか。はかせてやればあっという間だけれど、もたもたとはくのをじっとがまんして見守っていませんでしたか?

小学生になってもそれは同じです。大人の目から見れば、簡単な計算でも、「何でこんなことができないの?」と言いたくなる気持ちをぐっとこらえて、靴をはくのを見守っていたときのことを思い出してください。

子供には考える時間を与えることが大切です。

自分で考えられる子供はどんどん伸びていきます。

追い越される日を楽しみに、今は見守ってあげてください。

質問されたら答えを教えるのではなく、答えにつながる方法を教えること

子供はせっかちですから、ちょっと考えて答えが出なければ、すぐに飽きてしまいます。

もうちょっと考えればいいのに…。そう思ったら「こんな風に考えてみたらどうかな」と別の見方を提示してあげましょう。

「山の斜面が急なのは、等高線の間が狭い方? それとも広い方?」

こんな質問をされたら、たとえば新聞を等高線に見立てて重ねるやり方を教えます。

そうやって、自分で実際に新聞を重ねて山を作らせる。実際に体験したことは、決して忘れることはありません。

大人はさまざまな経験を積んでいますから、別の見方、考え方ができることを知っています。

経験の少ない子供に対して、答えではなく、答えにつながる方法をおしえてあげましょう。

そうするうちに、次第に自分が行き詰っているのは、狭いところで考えているからだ、ということを体感するようになります。

視点を変えることを徐々に理解していくのです。

そうすることで、粘り強く考える力が養われます。粘り強く考える力は、一生ものです。

決して子供を否定する声掛けはしないこと

「何でこんな簡単なことができないの!」

こんな言葉は、親であれば誰もが言いたくなるような場面が、一度や二度はかならずあるはずです。

でも、それは禁句にしてください。

それを「簡単」だと思えるのは、今の自分が経験と知識を積んだ大人だからです。

「〇〇ちゃんはできるのに」

ほかの子供と比べる言葉も禁句です。

子供たちはよく知っています。子供同士の優劣の比較はシビアなものですし、自尊心はすでに傷ついています。親がそれをさらに傷つけるようなことをしてはいけません。

言いたくなる気持ちは、親としては当然のこと。わが子がかわいいから、そう言わずにはおれないのです。

でも、それをぐっとこらえて。言いたくなったら、くつをもたもたとはいていたときのことを思い出しましょう。

「あの頃は、あんなに靴をはくのも大変だったのに。」

それと同じで、今できないことも、来年は、いや、半年先には、簡単にできるようになっているはずです。

自分ができないことは、子供は誰よりもよくわかっています。

だからこそ、できないね、とよくわかっている指摘をするのではなく、肯定的な指摘をしてあげましょう。

自分ができているところは、意外と気づいていないものです。そこを見つけてあげるのが、親の務め、と忘れないようにしておいてください。

ポイント

子供は1日のほとんどの時間を、学校で過ごします。勉強ができるということは、そのほとんどの時間を、気持ち良く過ごせる、ということです。

子供が気持ち良く過ごせるように、保護者としては、できることはしてあげたいものですよね。

そのためには、何よりも、自分から進んで勉強する習慣を身に付けることが大切です。

リビングで、家族と一緒に勉強する。声をかけ、一緒に目標を立て、達成したらみんなで喜ぶ。そんな環境を作ってあげることができたら、きっとお子さんも、のびのびと学ぶことができ、大人になっていくためのしっかりとした土台を作っていくことになるでしょう。

 

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